子宮がん検査

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子宮がん検査Uterine cancer test

一般的に、「子宮がん検診」とは「子宮頸部細胞診(+内診)」を示します。この検査では、「子宮頚がんの診断」や、「巨大な子宮」または、「卵巣の腫瘤」の有無の判断はできます。しかし、「大きくない腫瘤」や「子宮体がんなどの診断」には不十分な為、当院では「子宮頚部細胞診」+「内診」+「エコー検査」を組み合わせた、「子宮がん検診」を行っております。

子宮頚部細胞診Cervical cytology

子宮の入り口部分に、検査用の柔らかいブラシで、やさしくこすり細胞を採取します。「子宮頚がん」や、「前がん病変(がんの手前の状態)の」有無を検査します。

内診pelvic examination

  1. 外陰部周辺の異常がないか、視診で確認します。
  2. 腟鏡(クスコ)という金属の器具を使って、腟内や子宮口に異常がないか観察します。内診が苦手の方も、なるべく無理なく検査が受けられるよう、器具の選定について配慮しますので、遠慮なくお申し付けください。
  3. 子宮や卵巣に、大きな腫れがないかを確認します。

エコー検査Echo examination

腟または肛門から、エコー装置の細い棒状の器具を挿入して、子宮や卵巣を観察します。腹部では確認が難しい小さな腫瘤や、卵巣の状態を確認します。

子宮内膜細胞診Endometrial cytology

子宮の内部に、検査用柔らかくて細いブラシを挿入し、こするようにして細胞を採取します。「子宮体がん」や「前がん病変(がんの手前の状態)」有無を検査します。

受診時の注意点Caution

  1. 妊娠の可能性が無い時期に、受診して頂く必要があります。
  2. 検査により、痛み、出血、感染などを引き起こす可能性がありますので、必要によって薬を処方する場合があります。
  3. 検査を行う当日と、その後の出血している期間は、湯船での入浴は控えて下さい。
  4. 検査の精度については、子宮頚がん検査より若干劣ることがある為、再検査が必要となる場合もあります。