MVA(手動真空吸引法)

  • MVA(手動真空吸引法)

MVA(手動真空吸引法)Manual Vacuum Aspiration

世界的に中絶手術の方法として推奨されているのは吸引法ですが、吸引法にも電動吸引法とMVA法(手動式真空吸引法)の2種類があります。 日本で吸引法を採用している医療機関は全体の約半数となりますが、その多くは電動吸引法で、より合併症の少ない安全な手術方法“MVA法”を採用している医療機関は非常に少ないのが現状です。

MVA法はWHO(世界保健機関)や、FIGO(国際産婦人科連合)から強く推奨されており、海外ではポピュラーな手法ですが、日本では認可されたのが2015年とつい最近のためまだあまり広まっていません。

世界の論文では、2009年Cochrane Reviewが合併症について子宮穿孔(子宮に穴が開くこと)は電動吸引法よりMVA法の方が少なかったと報告しています。 また、2018年Padronらは、晩期の合併症である子宮内腔の癒着(不妊症の原因)の発生頻度も電動吸引法よりMVA法の方が少なかったと報告しています。

MVA法でこれらの合併症が全く起きないわけではありませんが、世界で行われている中絶手術の中では最も安全な方法であると考えられます。

メリット×デメリット

メリット

カニューレとよばれるシリコン製の柔らかい吸引管で、子宮内の内容物等を吸引する為、子宮内膜を傷つけるリスクを抑えられだけでなく、術後の負担も軽減されるといわれています。また、器具は使い捨てなので感染症のリスクも軽減されます。電動式吸引法の術式と比較して、吸引時に発生する音もとても小さい為、患者様のメンタル面にもより寄り添った手法といえます。

デメリット

器具が使い捨てで安心な反面、通常の電動式の手術(EVA)よりコストがかかります。ご希望の方に対して全て対応できる術式ではない為、ご希望されてもお断りをさせて頂く場合もあります。まずは、手術相談の際にお気軽にご相談ください。より詳しいMVAのメリット・デメリットについてお話させていただきます。

メッセージ

当院では年間数千例の手術を行っており、特にMVAに関しては、日本有数の症例数を誇ります。多くの症例と向き合ってきたからこそ、やみくもに、メリットばかりをお伝えするのではなく、あらゆるリスクについても、予めしっかりと伝えさせて頂き、手術内容を理解、ご納得のうえで手術を行います。

無痛中絶手術について

MVAについて詳しくみる

さらに詳しくご覧になりたい方はこちら